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ハセガワアユム Interview 1
ボーダレスの向こうにある、グレーゾーンの物語

回新しいユニットを立ち上げて、レビュアーを募集しているくらいだから、もうちょっとマインドを伝える方法はあるはずと、ライターの菱川画文氏にインタビューを逆指名させて頂いた。同世代で、同じような価値観を持つ彼になら、今作品の狙う意図を汲み取ってもらえると思ったからだ。彼は音楽と映画の分野が本職なので、演劇という未完成の段階で取材をするものなんて大変だろうと思うけど、あえてお願いしました。演劇側からではなく、音楽と映画の側からフォーカスを当て、しかもマインドに絞って語ったインダビューとなりました。

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2006年も間もなく終わり、新時代の幕開けだった00年代すら収束に向かい始めたこの時期に、新しいスタートを切ったハセガワアユムが目指す境地とはどこなのか。それについて聞いて来た。(菱川画文)

●まず、このお芝居の台本の途中までと、稽古場を見学させてもらった上での、僕の凄く個人的な感想なんだけど、日暮愛葉の『プラトニック』というアルバムを思い出したのね。
「ああ、はい」
●あのアルバムは、青春とかパンクとか妄想とかを一気にひっくるめて、もの凄いポップな世界観で打ち出したもので、エッジの利いた部分もハセガワくんの芝居とばっちりマッチしているし、何より『マーメイド』って曲がある。
「ああ、うん。あるね」
●俺このインタビューするにあたって、そのアルバム狂うほど聴いて来たんだけどさ。
「(笑)」
●実際このアルバムとか意識してたりする?
「元々あれは俺も好きなアルバムでずっと聴いてたんだけど…。特に意識はしてなかったかなぁ」
●マジで? 俺これ完璧元ネタだと思ってたんだけど(笑)。
「うはは(笑)。でもね、(主人公の)女性像はね、近いものがあるね。不思議ちゃんて範疇まで行くと飛びすぎちゃって、ついて行けないじゃない」
●まあ、時代が時代だし、ちょっと寒いよね。
「だけど、普通の尖ったOLとかさ、普通の尖ったロックバンドやってる人たちの、その適度な壊れ具合が欲しいなと思ってて、そう言うのはイメージとしてあるかな」
●ごめんね。凄い勝手な事言って。マジで「役者に聴かせて!」ってくらい芝居にハマってたからさー。
「本当に? じゃあ今度稽古場持って行きます」
●なんでそう思ったかって具体的に言うと、日暮愛葉って、90年代からずっと現代までやっていて、90年代的な敗北感や00年代的な喪失感を背負って来たっていうか。そういう歴史を経て来た人じゃない。そういう部分が台本読んでると随所に見え隠れしてたのね。
「そう言ってもらえると凄く嬉しいね(笑)俺も最近超聞いてるの松崎ナオでしょ、浅井健一の新しいのとか、曽我部恵一とか、ヨラテンゴ、ある意味全部90年代ばっか(笑)」
●そういった敗北感とか、喪失感を全部ひっくるめた上で、「その先に何をつかむのか?」っていうところに落とそうとしているのかなと思ったんだけど。
「そうだねぇ…。個人的にも(前の)劇団を3、4年やってて、それを辞めちゃってから、人の芝居に役者で出てたりとか、単発でプロデュース作品とか。で、そんな事しているうちに00年代も終わりかけてて。で、90年代で得た栄養っていうか、そういうものを逆に00年代で活かしてやろうと思っていて。90年代って、ネットとかなかったけど、何か根底で繋がっている、『これだよね』っていう共通感覚があったから、」
●フリッパーズ・ギター以降とかあのムーブメントとかね。
「うん。ああいうのもっかい信じたくて。時代的にそれが、今になってやっとやれそうっていうのがあって。00年代ってマスコミが「勝ち」「負け」って勝手に騒ぐ一方、細分化が進んで独立してきて「勝手にやってるから、勝手にやらせて」ってポジションも確立されてきてるじゃない。例えば90年代からずっとやって来た、所謂ぼくらの世代の好きな人たちとかもさ、セールス的にはどうか知らないけど、負けてもいないし、勝ってもいないけど相変わらずかっこいい、ってスタンスで今もやってるじゃん?そういうスタンスに勝手に勇気づけられた。演劇だから「演劇のこういう風潮に乗って〜」とかではなくて。もっと独自のスタンスがいいし。」

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by mermaid_song | 2006-11-21 01:03 | introduction
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